2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

をとめの香する一月の 高野公彦歌集『水苑』を読む。

高野公彦歌集『水苑』を読む。今回は、「紅にあそぶ」の P.30 の一首目。 「俊成の鹿ならねど。」と詞書き(ことばがき)がついています。をとめの香する一月のキャンパスの寒気胸分けにわれは 歩めり胸分けにむなわけとよみがついています。読んでいきます。 …

ザ・パワーは愛の力です。 ロンダ・バーンの最新作。

ザ・パワー あなたは、今、なりたい人になっている。 今のあなたは、過去の自分が望んだもの、引き寄せたもの なのです。そして、その引き寄せのもととなるパワーは愛なのです。 愛にはいろんな愛があります。今、話題の書「ザ・パワー」はあの、引き寄せの…

高野公彦歌集『水苑』を読む。ハツ、ネギを食らひて酒を飲みゐたり。

高野公彦歌集『水苑』を読む。今回は、 P29。「紅にあそぶ」の 三首目です。 ハツ、ネギを食らひて酒を飲みゐたり五十代多欲にて 生きゆかむ読んでいきます。ハツ、ネギをくらひてさけをのみゐたりごじゅうだいたよく にていきゆかむまじめな高野さんだから…

高野公彦歌集『水苑』を読む。「紅にあそぶ」の 。

高野公彦歌集『水苑』を読む。今回は、 P29「紅にあそぶ」の 二首目。路地多き浦安ゆけばふるさとの犬の顔した犬歩みくる読んでいきます。 ろじおおきうらやすゆけばふるさとのいぬのかおしたいぬあゆみくる高野さんの住んでいる浦安って、路地が多いんです…

高野公彦歌集『水苑』を読む。 「紅にあそぶ」

今回から「紅にあそぶ」に入ります。 高野公彦歌集『水苑』を読む。 P28 「紅にあそぶ」の 一首目。オリオン座夜ごと冷えつつ無造作にコップのみずに生きゆく ポトス読んでいきます。 おりおんざよごとひえつつむざうさにこっぷのみずにいきゆ くぽとす「紅…

ポトスの育てかたは簡単です。原産地はソロモン諸島と。

ソロモン諸島原産のサトイモ科のポトスの育て方は 簡単なようです。 ポトスは 非常にポピュラーな品種で、みなさんに大変、親しまれています。 ポトスは耐陰性が強く、直接的な自然光はあまり必要とせず明るい 室内灯で十分に生育可能です。夏の直射日光は強…

柳川は刈田に 高野公彦歌集『水苑』を読む。

はじめての短歌。短歌初心者の方のために。高野公彦歌集『水苑』を読む。「鳥の影」の続きです。 P.27 二首目。柳川は刈田に冽き光さし野の貴公子のかささぎ歩く冽きには「さむ」きとふりがながついています。読んでいきます。 やながわはかりたにさむきひか…

暑き日は漕行中 高野公彦歌集『水苑』を読む

高野公彦歌集『水苑』を読む。「鳥の影」の続きです。 P.27 一首目。暑き日は漕行中に沈をして体冷やすとふカヌーイスト野田氏漕行中には「さうかう」と、沈には「ちん」とよみがついています。読んでいきます。 あつきひはさうこうちゅうにちんをしてからだ…

風呂の水 高野公彦歌集『水苑』を読む。「鳥の影」 

高野公彦歌集『水苑』を読む。「鳥の影」の続きです。 P.26 二首目。風呂の水落せるあひだ部屋に戻りイエスを読めり死の 前後あたり読んでいきます。 ふろのみずおとせるあひだへやにもどりイエスをよめり しのぜんごあたり落せるは「落とせる」と書くのが普…

高野公彦歌集『水苑』を読む。「鳥の影」 の続き 「役人が日本の川を

今回は、高野公彦歌集『水苑』の「鳥の影」 の続きです。 P.26の1首目。「役人が日本の川を殺してゆく」川下り人野田知佑言へり読んでいきます。 「やくにんがにほんのかわをころしてゆく」かわくだりびとのだ 知佑いへり人には、「びと」とよみがながふられ…