高野長英、脱獄する 1844年の今日。

 1844年6月30日 高野長英、脱獄する

思うままに生き、諦めない
 
幕末の蘭学者高野長英である。

 文化元年、水沢(岩手県奥州市)の武家に生まれ、母の実家である侍医、高野家を継いだ。若くして江戸に留学し、のち長崎に赴いてシーボルト鳴滝塾で学んだ。

長英は、幕府の鎖国政策を暗に批判する書物『夢物語』を著して天保10年、永牢(無期禁錮)の判決を受けてしまう。いわゆる「蛮社の獄」である。

 重罰に抗議し、赦免願も聞き入れられないと分かると、脱獄という非常手段に訴えた。弘化元(1844)年6月30日未明、買収しておいた世話係の囚人が小伝馬町の獄舎に火を放って、脱獄したというわけなんですね。

夢魂の人-高野長英私論

夢魂の人-高野長英私論

【アマゾン限定オリジナル特典生写真付き】Flower [ACT.2] CD+DVD

【アマゾン限定オリジナル特典生写真付き】Flower [ACT.2] CD+DVD