2011-06-08から1日間の記事一覧

水苑 女人ありて 高野公彦歌集を読む。

女人ありて 水苑 高野公彦歌集を読む。高野公彦の『水苑』 P17.です。女人ありてこの世が少しあたたかし つーい、つーいと空ゆく蜻蛉読んでいきます。 にょにんありてこのよがすこしあたたかし つーい、つーいと そらゆくあきつ蜻蛉にはあきつとふりがながあ…

水苑 高野公彦歌集から。はじめての短歌、入門。

『水苑』高野公彦歌集 を読む。三首目。P16。萩咲いてこの世の空気ひえびえと澄みをり二つ胸乳のあはひまず読みます。 はぎさいてこのよのくうきひえびえとすみをりふたつむなちのあはひ 萩はくさかんむりに秋と書きますが、秋に咲く花なんですね。万葉集の …

高野公彦歌集 水苑 から。はじめての短歌。 家ごもり心は

『水苑』高野公彦歌集から。二首目の歌は、P16。家ごもり心は街をさまよひぬ牛蒡の煮ゆる甘き香の中読んでいきます。 いえごもりこころはまちをさまよいぬごぼうのにゆるあまきかのなか 歌集『水苑』は、一ページに二首の構成です。奥さんが、ごぼうを煮てい…