成長期のこどもさんの身長の伸びの悩み アルギニンと成長ホルモン


 成長ホルモンは脳にある下垂体という部分で産生されますが人
にとっては一生必要なものです。

身長が伸びるということの要因の一つには、体内で成長ホルモ
ンが十分に分泌されることがあります。


 成長ホルモンは、その働きとしては、成長を促進することは
もちろんのこと、傷ついたり壊れたり、老化した細胞の修復を
促す働きもあります。また、成長ホルモンという名がついてい
るものの、筋力の維持や綺麗なお肌を保つことにも成長ホルモ
ンは欠かせないのです。

しかし、成長ホルモンのピークは成長期を迎える10代です。そ
の後はどんどんと減少し、40代では約半分、80代では20分の1
以下までに減少してしまいます。


成長期である10代の時にしっかりと成長ホルモンを分泌させる
ことで、身長だけでなく、健やかな成長につながると考えられ
ています。

また、子供の成長にはストレスを溜めない環境づくりはもちろ
んのこと、十分な栄養や質の良い睡眠、適度な運動と家族の愛
情が必須となります。


アルギニンアミノ酸の一種で、子供ではまだアルギニンを合
成する機能が不十分であるため、食事などの外部から摂取しな
ければなりません。

 アルギニンは、成長ホルモンの分泌を促進することで、全身
代謝を促進し、結果として成長期の子供では身長が伸びると
言われています。


アルギニン 成長ホルモンの分泌を促す効果 Dr.Senobiru