アルギニンと成長ホルモン
アルギニンとはアミノ酸の一種です。
乳幼児や子供の場合は体内で合成できないアミノ酸が
必須アミノ酸 「アルギニン」です。
成長期の子どもさんにはアルギニンは必要なものです。成長ホ
ルモンの分泌に強く関わっているのがアルギニンだからです。
アルギニンは、成長ホルモンの分泌を促進することで、全身の
代謝を促進し、結果として成長期の子供では身長が伸びると言
われています。
成長ホルモンの作用には、体の脂肪の代謝を促し、筋肉を強化
するという働きがあります。そのため、筋肉美を追求するボデ
ィービルダーの間でも、アルギニンをサプリメントとして服用
している人が多いようです。
大人になってからは、成長ホルモンの分泌減少により体力が落ち
てしまうということもあります。質の良い睡眠をとり、栄
養をとり運動することに加えて、アルギニンやその他のビタミン・ミネラル
をサプリメントなどから摂取すると、体力の維持や健康増進に
有益でしょう。
成長ホルモンはアルギニンの他にも、オルニチン、トリプト
ファン、グリシン、チロシンなどのアミノ酸にも合成作用があ
ります。なので、これらを一緒にとることによって効率よく成
長ホルモンの合成されるといいます。