2011-12-09 やはらかき肉をたづさへ 高野公彦歌集『水苑』を読む。 高野公彦歌集『水苑』を読む。今回は、「左手」のP.41の二首目です。やはらかき肉をたづさへはるばると海より来たる鰺に 小骨あり読んでいきます。 やはらかきにくをたづさへはるばるとうみよりきたるあじ にこぼねありやわらかい肉の鯵をあじわいながら、遠い海から捕られてきた 鯵に小骨があるんですね、と言っているんですね。酒のさかなとして、鯵を食べているんだと思いますが、 どうでしょうか。深い意味のある歌ではありません。 この歌もさらりと味わえばいいと思います。