この一年われを幸福にせし 高野公彦歌集『水苑』を読む。

高野公彦歌集『水苑』を読む。今回は、「授業」の

P.39の二首目です。

この一年われを幸福にせし乙女まじめで短歌うまき秦野と
本間

短歌には、「うた」と読みがついています。

読んでいきます。

このいちねんわれをこうふくにせしおとめまじめで
うたうまきはたのとほんま

作者を幸福にした乙女は、まじめで、いい短歌を作る
あるいは詠む秦野と本間
というのですが、きっとふたりとも美人なのではない

でしょうか。高野さんのクラスは一年で終わるのでしょう。
歌の内容が字余りの歌にしたということでしょうか。
今回で、「授業」は終わります。